小さな建築物をソファの横に
可愛いのにカッコ良い!?日本家屋の発想で組むサイドテーブル
<TRE SIDE TABLE / DUENDE>
概要-digest-
日本的な木のぬくもりを大切にするあなたに。おススメのサイドテーブルをご紹介します。
『TRE SIDE TABLE(トレ サイド テーブル)』は、極薄の天板と無骨な無垢材のギャップを楽しむ『DUENDE』のプロダクトです。
わずか2.5mmの美しい天板が華奢に見えないのは、アシンメトリーに構築された3本の無垢材のため。
下から覗き込むと、実は天板が二重構造になっていることに気づきます。
これにより60°の角度で無垢材を組むことに成功しました。
専門的な視点では、3本の無垢材をつなぐジョイントが非常に面白い点。
日本家屋の梁と柱の発想で、3本の無垢材を90°につなぎ頑丈な支えを構築しました。
丸い円状の天板が可愛く、それでいて3本の無垢材がカッコ良い。
女性的でありながら男性的な表情も見せるサイドテーブルをどうぞ!
美しいほど薄い天板
多くのサイドテーブルを世に出した『DUENDE』といえば、やはりこの極薄の天板。わずか2.5mmにも関わらず、耐荷重は3kgというから驚きです。
その秘密は天板を支える3本の無垢材の強度と、木材と天板をつなぐジョイント。
天板から伸びる木材を60°の角度で固定するジョイントにより、この強度が保たれています。
ジョイント上部には薄い円盤が。
天板との二重構造が外からはひと目で分からないため、天板の美しさが表現できているのです。
無垢材の3本構造
このプロダクトの象徴ともいうべき、3本の無垢材。そう。『TRE SIDE TABLE(トレ サイド テーブル)』の「TRE」とはイタリア語で「3つ」という意味を持ちます。
日本家屋の「柱」と「梁」の関係からヒントを得たスチール製のジョイントに、3本の無垢材を差し込んでいます。
これらが構築する直角の構造体が、テーブルの強度を担保しているのです。
サイドテーブルながら、そびえ立つような迫力ある佇まいは、まさに”小さな建築物”。
この構造ゆえ、『TRE SIDE TABLE(トレ サイド テーブル)』は見る角度により、女性的なたおやかさを奏でたり、男性的な無骨さを抱かせるのです。
ブランドストーリー
多くのメーカーと協業している建築家の芦沢啓治氏が、「PIPEKNOT」というパーツを使って作った複数のプロダクトを発表。その中から、角パイプで脚部を構成したサイドテーブルを、『DUENDE』でオリジナル化させて欲しいと申し出て『TRE SIDE TABLE(トレ サイド テーブル)』は実現しました。
「KNOT」は結び目という意味で、木材を金属のパイプに通すことで、木材の〈結び目〉にする発想。
三次元に木材を固定できることに驚き、これにDUENDEサイドが興味を持ったといいます。
製品化にあたって角材はプロトタイプの30×30 mmから、26×26mm角へ変更。木肌のきれいなオークのソリッド(無垢材)を選定したことで全体的にスマートな印象になりました。
しかし、寸法が変わることで調整が必要に。
KNOTの固定位置を変えては、天板と木材のポジションを手探りで試行錯誤。それを幾度も時間を掛けて繰り返し、それぞれの寸法を決めました。
想像したくなるテーブル
まるで日本家屋のような『TRE SIDE TABLE(トレ サイド テーブル)』いかがでしたか。”可愛いのにカッコ良い!?”
そのバランスの妙が、あなたのクリエイティブ思考を刺激します。
リビングでカップを置いたり、ベッドサイドでキャンドルを置いたり。
ここまで使い手に想像させてしまうサイドテーブルは、このプロダクトだけかもしれません。