正八箸の夫婦箸

正八箸の夫婦箸
正八箸の夫婦箸

『箸』の心は、”日本の心”

美しさと使いやすさを表現した八角形の箸

<正八箸/マツ勘>


概要-digest-

「箸」。

それは弥生時代以来、時代が変遷しても欠かすことのできない私たち日本人の心。


中でも、ひと際美しさを放つ八角の木藝品をご存じでしょうか。


言わずと知れた箸の生産地「福井県小浜市」の『マツ勘』で造られる美しい箸は、手にすると思わずうっとりする色彩と造形。

職人に彫られた八角のフォルムは、そのエッジの働きで手にしっかり馴染みます。

それでいて、無骨さを感じさせないのは、限りなく円形に近いため。

あなたの、そしてあなたの大事な人の愛用品に。



八角の箸には理由が

熟練の職人に造形された、「八角形」の箸。


なぜ「八角形」なのでしょう。

「角」がある箸は、手のひらの中で動きにくく、安定感を持ちます。

また「丸」の箸は、滑らかな表面ゆえ、手のひらにすっと馴染みます。


多角形の角が増えると当然円に近づきますが、「角」の良さと「丸」の良さを両立させるのに最も適したのが「八角」だったのです。

これによって八角の箸は「エッジによる安定感」と「手に対する馴染みやすさ」を両立できたのです。

職人の腕

木地成形には、特に職人が時間をかけています。


箸の頭部から箸先までストレートに削り出し正八角形にこだわった本品は、適度な滑り止め効果を持ち、小さい食材を摘まむ際のストレスを軽減します。


持ち手は、握りやすい形状と同時に、見た目に決して太さを感じさせないシャープなシルエット。


正多角形の箸を作ることは、大変難しいこと。少しでも手元が狂えば、角度がずれて、潰れてしまいます。

黒檀などの唐木は重く堅いため、さらに高い技術を要します。

どれほどの堅さか。職人さんいわく「石のように堅く、短いスパンで刃を取り替えなければいけない」とのこと。

削りだしから塗装まで一切手を抜かないマツ勘の姿勢が、これまで100年支持されてきた理由です。


天然木の素材「黒檀」

黒檀は東南アジアに分布し、最も硬い木材であるため希少性の高い高級材。


高級家具や仏壇等に使用されるほか、その黒く緻密な美しさはピアノの黒鍵に使用されることもあります。

天然木の素材「サティーネ」

サティーネは中南米に分布する赤みの強い高級木材。


角度により赤みが濃淡を生み出し、目で楽しめることが特徴。高級家具や寄木細工等に使用されます。


ブランドストーリー

1922年、初代松本鶴之助・きく両氏が創業。

福井県小浜市北塩屋で、マツ勘は100年以上箸を作り続けてきました。


若狭湾のリアス式海岸に面し、食材に恵まれた小浜市は、古来から朝廷の食を支えた御食国でもあります。

江戸時代から続く伝統工芸「若狭塗」は、若狭湾の美しい海底を意匠化したものです。


若狭塗は茶器や花器などに使われていましたが、堅固さや見た目の美しさという特徴から「塗箸」へ姿を変え受け継がれています。

1943年には、マツ勘が日本海軍の箸製造に従事。


そして2000年以降は百貨店三越に出展したり、旧古河屋別邸(護松園)に本店をオープンするなど、業界で話題となりました。

現在、小浜で生産される塗箸は国内生産の7割以上。箸産業は小浜の基幹産業の一つとなっています。

まさに箸のメッカである小浜で、マツ勘は中心となっているのです。

商品の選び方

And MONOでは数ある『マツ勘』の箸でも、『正八箸』と、その上位モデル『 正八箸(漆塗分)』をご用意しました。

それぞれ「材木と長さ」で2種類ずつに分かれています。お好みの品をお選び下さい。

『正八箸』



定価:15,400円(税込み)
種目:天然木サティーネ(22.0㎝)
   天然木黒檀(23.5㎝)



布などを用いて、箸に摺りこむようにして表面に塗膜を形成する手法。「摺り漆」「拭き漆」と呼ばれる技法です。



木目模様が透けて残るため、意匠としてもナチュラルなテイストに仕上がります。



長く愛されてきた『マツ勘』の代表作です。来客用などにもいかがでしょうか。

『漆塗分 正八箸』



定価:11,000円(税込み)
種目:天然木サティーネ(22㎝)
   天然木黒檀(23.5㎝)

人気商品「正八箸」をベースとした、より上質な持ち心地を求めた品。

日本を代表する越前漆器で培われた「刷毛塗」いわゆる「越前塗」を用いて重層的に漆が塗られています。


より丁寧に一膳一膳作り込んでいる職人の手間が、持った瞬間にきっと伝わるはず。


漆の層が厚いため、妖艶で美しい光沢が見られます。

高級感漂う見た目の美しさに、より一層の持ちやすさを追求したマツ勘の最上級モデルです。


結婚祝いなどのプレゼント用としても選ばれています。

幸せの象徴、日本のお箸

箸は食事の象徴であり、食事は幸せの象徴です。


会話が暖かみを与える日常の食卓。その手にはいつも、お箸があるはず。

週末や記念日で特別に使うのもアリ!

マツ勘の箸を手に、幸せを噛み締めませんか。

 

補足

マツ勘の八角箸には、お手に取りやすい価格帯の『黒檀 八角 漆塗分(5,500円)』のご用意もあります。こちらも合わせてご検討下さい。

『黒檀 八角 漆塗分(5,500円)』の紹介はこちら

単品での販売は

また、こちらの記事で紹介した『正八箸』ペアシリーズには単品でのご用意もあります。

『夫婦箸』の商品紹介ページはこちら



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