Feature
“美しさ”を語るサイドテーブル
わずか2mmの天板を成立させた奇跡のインテリアにため息が
<TUBE & ROD / DUENDE>
概要-digest-
インテリアを見て、思わずため息がこぼれたのは、初めての経験でした。わずか『2mm』の天板と、同じく極薄のベース部分。これらを繋ぐ角度のついたロッド。
共に織りなす佇まいは、他にない存在感。
まるでオブジェのようなサイドテーブルの名は『TUBE & ROD』。
『DUENDE』のプロダクトです。
そこにあるだけで、空間が一変。
潔いまでにシンプルなデザインが、周りの雰囲気を凛とさせます。
一般的なサイドテーブルと違い、『700mm』と高さのある設計が一番の特徴。
パソコンをソファ前に置いて使ってみると、その高さゆえにサイドテーブルというよりサブテーブルという呼び方がよく似合います。
実はこれまでのサイドテーブルは、本当の意味でソファのサイド(=横)には置けませんでした。どちらかというと斜め前だったのでは。
画像の通り、本品はソファのヘリの高さ次第ではサイド(=横)に位置することが可能。
体を起こすことなくテーブルのカップに手が届くのは、めんどくさがりの私にピッタリです。(笑)
グラスと合わせると、薄い天板の美しさが特に際立ちます。
3パターンの中から、あなたのお部屋に最適なものをお選び下さい。
構造の秘密
一枚の薄い天板を、一本のロッドが貫いているようなデザインの『TUBE & ROD』。実はこの構造は、天板下の黒いスチールチューブ部分に、加工した木のロッドをねじ込んで実現しています。
そう、これが商品名『TUBE & ROD』の由来です。
これにより、一切の凹凸を除くことに成功。
細部への強烈なこだわりが、サイドテーブル『TUBE & ROD』を極限までシンプルに仕上げました。
商品化する段階で最も苦労したのが、この「薄い板」と「長さのあるロッド」の安定性。
ギリギリの調整を延々と繰り返し、今の形に辿り着いたそう。
「美しさ」と「安定性」の調和を探り、耐荷重はなんと「3kg」まで高まりました。
このバランスこそ、本品最大の特徴です。
ブランドストーリー
サイドテーブル『TUBE & ROD』は、2013年にプロダクトデザイナーの松尾直哉氏が考案しました。
職業訓練校で溶接技術を学び、イギリスで家具の木工技術を習得した松尾氏。
海外の展示会に出した『TUBE & ROD』を、『DUENDE』のブランドマネージャー酒井浩二氏が商品化したいと申し出。
「デザインを製品化に結び付ける」という二人三脚がスタートしたのです。
他のインテリアに溶け込む製品になるためには、多くの工程を踏む必要があります。
折衝の中で、デザイン変更はベースプレートの厚さのみ。家での使用のため、安定性を踏まえてベース部分を重くしました。
天板とベースのスチールプレートは、穴を開けパイプを溶接しますが、溶接熱が高過ぎるとスチールが溶けて途端に変形します。
これを防ぐため、パーツ同士をきつく固定し、温度に十分注意を向けながら溶接する必要があります。
ロッド部分についても、「旋盤機械では斜めに削れないため、最終的に採用した方法に至るまでかなり頭を悩ませた」と回想する酒井氏。
手作業のバラつきを無くしたり、仕上がりの精度を美しくしたりと膨大な課題をクリアし、ようやく本品の製品化に成功しました。
バリエーション
本品は天板やロッドの色違いで、3パターンのバリエーションをご用意しました。
あなたのお部屋に合った製品をお選びください。
【BLACK】
無垢材のロッドと黒光りする天板で構成するBLACKは、空間にモダンな印象を与えます。
ホテルライクな部屋との相性が抜群です。
【WHITE】
空間全体に明るさを与えるWHITEは、キュートでふわっとした雰囲気。
カフェ風のインテリアとして重宝されます。
【BLACK(OIL FINISH)】
植物由来のOSMOオイルでロッド部分をコーティングしたOIL FINISHは、シックで大人なルックス。
インダストリアルなお部屋がお好みなら、これでしょう。
まるで、”美しさ”を雄弁に語るかのようなサイドテーブル『TUBE & ROD』。
その余裕ある佇まいは、デザイナーとマネージャーによる途方もない産みの苦しみの上に成り立っています。
ストーリーが込められたこのサイドテーブルを、あなたの寛ぎ空間に置いてみませんか。
Information
“美しさ”を語るサイドテーブル
TUBE & ROD
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